今季相次いで起こった“史上初” 2016年プロ野球は異例の初物尽くし!?

史上初1日1回4K、2度の1球勝利…

○オリックス開幕戦から13試合連続本塁打なし、2リーグ制後新記録

 オリックスが開幕13試合で本塁打がでなかった。これは2リーグ制後のワースト記録だった。それを打ち破ったのは糸井嘉男外野手だった。4月13日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)で1点差の5回2死一、二塁。中村の高めに浮いたカーブを完璧に捉え、右翼席へライナーで打球を運んだ。それまでの記録は1953年の大映の12試合連続だった。

○新人史上初のランニングホームラン2本

 楽天のルーキー・茂木栄五郎内野手が8月25日のソフトバンク戦と9月19日の西武戦でシーズン2度のランニングホームランを記録。シーズン2本は1992年巨人・川相昌弘(現巨人3軍監督)以来。新人では初めてだった。茂木は今季新人ながら開幕スタメンを勝ち取り、117試合に出場。打率.278、7本塁打、40打点。来季以降はチームの主力としての期待がかかる。

○史上初の1日に1回4奪三振が2人

 阪神の藤浪晋太郎投手が7月29日の中日戦(甲子園)で三振振り逃げを含む1イニング4奪三振という珍記録。過去に何度かあるが、同日にDeNAの石田健大投手も広島戦(マツダ)で1イニング4奪三振を記録。同日に2人の達成は史上初めてのこととなり、非常に珍しい1日となった。

○楽天・金刃が史上初の2度の1球勝利

 楽天の金刃憲人投手が6月11日の広島戦(コボスタ宮城)で1球勝利。同25日のソフトバンク戦(コボスタ宮城)では、2点を追う7回2死一、三塁で2番手で登板。1球で無失点で切り抜けると、直後の7回裏に味方打線が3点を奪い逆転。今季2度目の“1球勝利”を挙げた。シーズン2度目は史上初だった。金刃は自己最多の今季54試合に登板し、3勝1敗。14ホールド、防御率2.38の成績を収めた。

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