V奪還へ課題山積の巨人、どうなる来季のポジション争い

内外野も熾烈な争い、未来の4番候補・岡本は外野コンバート案浮上

○内野手

 坂本以外は競争になりそうだ。一塁は阿部、ギャレットをはじめ、三塁手の村田修一ら複数ポジションをこなす選手の争い。最も熾烈な二塁ではクルーズ、片岡治大、今年ドラフト1位の吉川尚輝、外野からコンバートの重信慎之介、CSに出場した来季2年目の山本泰寛らがレギュラーを争う。ベテラン脇谷亮太、寺内崇幸もだまってはいないだろう。三塁はゴールデングラブの村田が最もキャリアがあるが、未来の4番候補の岡本和真にも期待。その岡本には外野コンバート案も浮上している。

○外野手

 今季ポジション別に見て左翼はギャレット、中堅は橋本到、立岡宗一郎、右翼は長野久義という布陣が多かった。ここがベースとなり、亀井善行、岡本、日本ハムからトレードで加入した石川慎吾が割って入っていく。石川は11年ドラフト3位で大阪・東大阪大柏原高校から日本ハムに入団した5年目の外野手。パンチ力があり、早速、秋季キャンプの練習試合で本塁打を放つなどアピールした。

 優勝した広島やCSで敗れたDeNAとの差は、20代の野手の力の差。熾烈な争いでチームのレベルアップを図っていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY