日ハムが優勝パレード、大谷「来年またここに」 FA宣言の陽は両目真っ赤に
札幌駅前通で実施、栗山監督は「選手たちが本当に頑張ってくれた」
日本ハムのパ・リーグ優勝を記念するパレードが20日、午前10時半から札幌駅前通で行われた。4年ぶり5度目のパレードは赤レンガテラス前の北3条広場前からすすきの交差点手前までの約1キロで、約30分間かけて実施された。日本一でのパレード開催は06年以来。雨が降る中、午前3時頃から場所取りをしていたファンもいたという。
Vパレードの前に、栗山英樹監督は「今年1年間ありがとうございました。1番、私自身がハラハラしてましたけど、選手たちが本当に頑張ってくれました。ファイターズを応援してくれた、みなさんの思いのおかげです。この思いを胸に、来年はさらに素晴らしい試合をしてきます。今日を機に頑張って行きます。短い時間ですが、みんなで今日は楽しんで行きたいと思います。選手には温かい言葉をかけてあげてください」とファンへあいさつ。テープカットをして出発した。田中賢介内野手、大野奨太捕手と共に白のオープンカーに乗り込んだ。
2年ぶり打点王に輝いた中田翔内野手は増井浩俊、宮西尚生の両投手と赤のオープンカーに。大谷翔平投手、今季限りで現役引退した武田勝投手は他の投手陣と共に、大型バスに乗って初体験のパレードを楽しんだ。
大谷は「すごい楽しいですし、盛り上がってくれて嬉しいです。選手以上に喜んでくれて、優勝して良かったなと思います。これだけ集まってくれて、嬉しいですし、優勝して初めての体験。すごくいい経験させてもらっている。最後に優勝したのが嬉しいですし、これが全て。来年またここに戻ってこれるようにしたいです」と言葉に力を込めた。
他球団移籍を前提としてFA権の行使を宣言した陽岱鋼外野手は金色のビジター用ユニホームを着用。新人時代の06年から12年まで着用した背番号24のユニホームを左手に持って参加した。両目は真っ赤。沿道に集まったファンへ右手を振った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count