阪神ドラ2の富士大・小野、岩手出身の大谷と対戦熱望 「2桁勝てる投手に」

同級生のスターと「対戦してみたい」、仮契約結び「まずは1軍登板、プロで1勝」

 投打で球界を沸かす同級生との対戦を心待ちにしている。阪神からドラフト2位指名を受けた富士大・小野泰己投手が20日、岩手県盛岡市のホテルで仮契約を結んだ。契約金7000万円、年俸は1200万円。契約を終えた右腕は「やっとプロ野球選手になれたんだなという実感を持ちました」と気を引き締めた。

 プロで対戦したい打者を問われると、同い年で富士大のある岩手県出身の日本ハム・大谷を指名し「自分は岩手の大学で育って、大谷選手は岩手出身で、似た部分もあるし、同級生。そういう打者と対戦してみたい」と対戦を熱望。大学時代は最速152キロの直球を武器に、キレ味鋭いスライダーとのコンビネーションで打者を封じてきた。

 次のステップは一流選手が集まるプロの舞台となるが「制球をもっと磨いていかないとプロの世界では厳しい。まずはキャンプに備えての体作りや走り込みをしっかりやっていきたい」と話し、来年1月から始まる合同自主トレ、春季キャンプに向け、さらなるレベルアップを誓った。

 即戦力として期待される右腕は1年目の目標を「まずは1軍登板、プロで1勝できるようになりたい」と話し、将来的には「チームのエースと呼ばれるような投手。2桁勝てる投手になりたい」と力を込めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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