“ポケモントレーナー”田中将大が米でも話題に「あの田中が笑顔を見せた…」
日本での人気ぶりを「ジャスティン・ビーバーが1枚目のアルバムを出した直後のよう」
今季は14勝4敗、防御率3.07という好成績を残したヤンキース田中将大投手。開幕前はクリーニング手術を受けた右ひじの状態が懸念されたが、終わってみればメジャー移籍後最も安定したシーズンを送り、サイ・ヤング賞争いでも7位に入る年となった。アメリカでは「ヤンキースのNo1先発投手」として認知度を高めている田中だが、日本での人気も変わらず。先日発売された「ポケモン サン・ムーン」のCMに“ポケモントレーナー”として出演。メジャーの強打者を退けてきた速球を投げる姿を披露している。
実は、このCMがアメリカでも大きな話題になっている。米スポーツ局「FOXスポーツ」の公式サイトでもクローズアップ。「誰もが認めるヤンキースの先発1番手だが、日本では断然アメリカを凌ぐ人気ぶり。まるでジャスティン・ビーバーが1枚目のアルバムを出した直後のような人気がある」と紹介している。
「ポケモン」と言えば、日本にとどまらず世界中で人気のテレビゲーム。今春「ポケモンGO」が発売された時には、アメリカでも社会現象となった。その「ポケモン」のCMに出演したのだから、田中は紛れもない“セレブリティー”だ。
記事ではCM動画も合わせて掲載しているが、CM内の田中の様子を簡単に説明。「代名詞とも言える冷徹な視線を投げかけると、ファンキーなワインドアップ投法でニンテンドーDSの中にポケ・ストライクをぶち込む」と表現している。興味深いのは、最後の一文。「CMの最後で、あのタナカが笑顔を見せている」と締めているのだが、どうやらアメリカでの田中は、鋭い視線を持つ笑わないエース、というイメージが強いようだ。
ジャスティン・ビーバーに匹敵するセレブリティーと表現された右腕。来季は勝利を重ね、悲願のワールドシリーズ制覇を果たし、全米中に大きな笑顔を振りまきたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count