2017年度の米殿堂入り資格保持者発表 松井盟友ポサダら4人が新たに候補に
プエルトリコ出身の名捕手2人がリスト入り
“パッジ”の愛称で親しまれたロドリゲスは、捕手史上最多となる2427試合に出場し、2346試合で先発マスクをかぶった。強肩が魅力で“史上最高の捕手”との呼び声も高い。2003年にはマーリンズを世界一に導き、レンジャーズ時代の1999年にはシーズンMVPを受賞。強打の捕手としても知られ、21年の現役生活で打率.296、311本塁打、1332打点を記録している。
同じく捕手のポサダは、マリアーノ・リベラ、デレク・ジーター、アンディ・ペティートと共に“コア4”と称され、ヤンキース一筋の現役生活を送った。17年の現役生活で5度世界一を獲得。03年に巨人から移籍した松井秀喜氏とも共闘し、2009年に最後の世界一となった。17年のキャリアでは、打率.273、275本塁打、1065打点を記録している。
上記の4人を加えた全34人のうち誰が殿堂入りに相応しいか投票するのは、BBWAAに連続10年以上在籍した野球記者。殿堂入りに相応しいと思った人物を、毎年最大10名選出して投票。全投票数の75パーセント以上の得票があった有資格者が、晴れて殿堂入りできる。逆に、全投票数の5パーセント以下の得票だった人物は、翌年から選考対象外に。選考対象者は資格を得てから10年間リストにとどまることができる。
投票は年内に締め切られ、来年1月18日午後6時(米東部時間)に結果発表。2017年度の殿堂式典は、7月30日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われる。
▽2017年度殿堂入り資格保持者
ジェフ・バグウェル
ケーシー・ブレイク
バリー・ボンズ
パット・バレル
オーランド・カブレラ
マイク・キャメロン
ロジャー・クレメンス
J.D.ドリュー
カルロス・ギーエン
ブラディミール・ゲレーロ
トレバー・ホフマン
ジェフ・ケント
デレク・リー
エドガー・マルチネス
フレッド・マクグリフ
メルビン・モーラ
マイク・ムッシーナ
マグリオ・オルドネス
ホルヘ・ポサダ
ティム・レインズ
マニー・ラミレス
エドガー・レンテリア
アーサー・ローズ
イバン・ロドリゲス
フレディ・サンチェス
カート・シリング
ゲーリー・シェフィールド
リー・スミス
サミー・ソーサ
マット・ステアーズ
ジェイソン・バリテック
ビリー・ワグナー
ティム・ウェイクフィールド
ラリー・ウォーカー
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count