「超人」の魅力はプレーだけではない ファンを魅了する「糸井伝説」とは

チームメイトとの距離を縮めた発言は…

【オリックス時代】

○ある試合で1死満塁、カウント3ボール2ストライクの場面で三走だった糸井は三塁ベースコーチに「次走るんですか? 行くんですか?」と確認。某コーチは「いいから止まっておけ」と制止した。

○2013年2月沖縄・宮古島春季キャンプ。チーム宿舎で出てきた鶏肉を食べチームメートの前で「やっぱりアグー豚はうまいな」と絶賛。ほとんどの選手と初対面だったが、この発言で一気に距離が近くなる。

○同年3月。WBCから帰ってきた糸井に森脇監督(現中日1軍コーチ)から時差ボケを心配されたが「そういうのは向こうが合わすことなので、大丈夫です」。また、1日の休養を勧めたが「僕が必要ないチームになったんですか」と本気で心配する。

 超人的なプレーでファンを沸かし、コメント力も抜群の35歳。甲子園を満員に埋め尽くす虎党にもきっと受け入れられるだろう。縦じまのユニホームに袖を通した糸井が、また新たな伝説を作ってくれるか期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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