MLBで変わりつつある二刀流・大谷への見方 「野球界は多才さに恋してる」
大谷がポスティングにかけられれば「狂乱」に!? 「世界で最も関心を集める野球選手」
これは大谷にとっても望ましくない状況だ。記事でも「間違いなく、大谷側とすればこういった球団にも獲得競争に乗り出してほしいはずだ。特に、田中に1億5500万ドル(約172億円、7年契約)の契約を提示したヤンキースには」と指摘。ヤンキースやドジャースといった資金力のある名門球団は、大谷争奪戦の中心になると見られている。
過去、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大ら、メジャーでもエース級と評価されていた日本球界NO1投手がポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦に踏み切った時には、壮絶な大争奪戦に発展した。もちろん、大谷が海外FA権取得前にメジャー挑戦するためには、日本ハムがポスティングシステム(入札制度)の利用を容認する必要があるが、記事では「彼が巻き起こすであろう入札の狂乱を想像してみよう」と伝えている。
「大谷はこの世界で最も関心を集める野球選手であろう。そしてMLBはその時を待たなければならない。彼は投手としても十分な素質を兼ね備えており、ある関係者は『MLBでも今すぐインパクトを残せる』と語っている。打者としても104試合で22本塁打、OPS(出塁率+長打率)1.004を記録しており優秀だ」
以前は投手としての評価の方が高かった大谷だが、今季の結果を受けて、打者としての評価もうなぎ登り。特集では、侍ジャパンの強化試合オランダ戦で東京ドームの天井裏に消える衝撃的な二塁打を放ったことにも触れ「(米国の)WEB上で話題を集める存在となった」と紹介。あるスカウトは「彼は投手として本物だ。打者としての彼も気に入るはずだろう」と話したという。
「大谷は待つ価値のある存在のように思える。100マイル(約161キロ)を記録する豪腕だ」