FAのハム陽岱鋼、両手で顔覆い涙 「この球場が育ててくれた」
「最後まで楽しもうと思っていたんですが…」
移籍を前提として国内FA権の行使を宣言した日本ハム・陽岱鋼外野手が23日、札幌ドームで行われた「ファンフェスティバル 2016」に参加。すでに06年から所属したチームの退団を決断。ファンとの最後のイベントでは涙を見せ、別れを告げた。
球場には北海道に移転した04年以降、最多の3万6380人のファンが集まり、「ありがとう」の声援が飛び交った。イベントを終え、グラウンドからベンチ裏へ引き下がる際には両手で顔を覆った。そして、最後はグラウンドへ深々とお辞儀。「泣いてしまいました。本当に最後まで楽しもうと思っていたんですが、みなさんに『ありがとう』と言ってもらえて。このユニホーム、この球場が陽岱鋼を育ててくれた」と振り返った。
他球団との交渉は代理人に任せているという。「これから自分の野球人生。もっとレベルアップして成長していけたらいい」と今後を見据えていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count