3年連続トライアウト受験 ヤクルト由規の弟・貴規が任意引退で福島退団

BC福島が発表、自身のツイッターで「動き続けた時計の針を…」

 BCリーグの福島ホープスは24日、公式ホームページで貴規外野手の任意引退による退団を発表した。

 ヤクルト・佐藤由規投手を兄に持つ貴規は、2010年の育成ドラフト3位で仙台育英高からヤクルトに入団。兄と同じ道を進んだが、支配下契約を果たせないまま14年シーズン後に戦力外通告を受け、自由契約となった。

 その後、12球団合同トライアウトを受けたが、声はかからず。BCリーグの合同トライアウトを受け、福島からドラフト2位指名を受けて入団した。NPB復帰を目指して15年も12球団合同トライアウトを受けるも、契約はならなかった。

 さらに、今年は自身のブログで「色々な縁も感じ、3度目のトライアウトに挑戦したいと思います!! 3度目の正直という言葉を実現する為に」と並々ならぬ意気込みを綴り、12日に甲子園で行われた12球団合同トライアウトを3年連続で受験。7打数1安打3三振という結果に終わっていた。

 BCリーグでは2年間で通算177試合に出場。1年目の15年にいずれもリーグ歴代最多の73試合出場、30二塁打をマークするなど活躍し、打率.319、11本塁打、85打点、47盗塁という通算成績を残した。

 貴規はこの日、ツイッターで「動き続けた時計の針を、1度止めるだけ…」と綴っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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