日ハム大谷のW受賞はあるのか? ベストナインの投票規定改定で投打選出も
打撃で大きな進化、10年ぶり日本一の立役者に
一方、打撃では104試合出場、打率.322、104安打、22本塁打、67打点、7盗塁をマーク。5月17日のソフトバンク戦(北九州)で放った8号2ランで5試合連続本塁打として、「1番・投手」で先発した7月3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では初球先頭打者弾の離れ業を演じた。8月27日の西武戦(西武プリンスドーム)では代打で大台到達の20号ソロ。軒並みキャリアハイを更新した。
昨季は投手3冠(15勝、勝率.750、防御率2.24)に輝く一方、打撃では打率2割2厘、5本塁打、17打点と振るわなかったが、今季はバットでも進化を見せた。規定投球回、規定打席にはいずれも到達できず、個人タイトルこそ獲得できなかったものの、2年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打。10勝、100安打、20本塁打は日本球界史上初。チームの4年ぶりのリーグ制覇&10年ぶりの日本一の原動力となった。
ベストナインはプロ野球担当記者の投票によって決められている。今年度から設けられた“大谷ルール”で、ダブル受賞となるか注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count