阪神のプロテクト28人を予想 糸井獲得でオリに移籍する人的補償は誰に?

投手で能見、野手で鳥谷が外れたら…

 中継ぎではベテランの藤川、安藤は生え抜き枠として球団は簡単に外せない。来季がFA移籍2年目となる高橋、リリーフ1本で勝負に挑む岩崎、金本監督が好評価する島本が左腕リリーバーの上位に位置する。松田も今季の成績をみれば外せない。

 捕手では問答無用で原口、後半に1軍定着したルーキー・坂本、打撃にも魅力がある梅野の3人で決まりだろう。

 野手はベテランの鳥谷、西岡、福留を外すことは考えにくく、若手の北條、高山も今季の活躍を見れば確実。今後の伸びしろ、監督の評価を総合して横田、中谷、陽川、植田、板山。糸井とは日本ハム時代からの仲で内外野+捕手で起用できる今成もプロテクトが濃厚だ。

 オリックス側は年俸、複数年に関係なく主力級を獲りに行く姿勢を見せている。もちろん駆け引きもあるだろうが、2012年にはソフトバンクにFA移籍した寺原の人的補償として馬原を獲得した経緯もある。糸井流出はオリックスにとって戦力、人気ともに大ダメージを受けただけに、投手で能見、野手では鳥谷クラスがプロテクトから外れれば“強行指名”する可能性もゼロではない。

 ただ、現実的な部分を考えれば左腕、外野手が補強ポイントになるだろう。糸井との契約締結は25日にコミッショナー公示された。プロテクトリストをオリックスに提示するのは、公示から2週間以内となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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