元ロッテのナバーロが韓国球界復帰か?「サムスンが興味」と韓国紙伝える
韓国では2年79本塁打も、日本では期待外れの成績に終わる
今季ロッテでプレーしたヤマイコ・ナバーロ内野手が、韓国球界に復帰する可能性があるようだ。韓国紙「東亜日報」電子版が伝えている。
ナバーロは、昨季までの2シーズンを韓国のサムスン・ライオンズでプレー。1年目には31本塁打、昨季は外国人選手最多記録となる48本塁打を打つなど、打撃面で大活躍した。2014年の韓国シリーズでは4本塁打を放つ活躍でシリーズMVPに選ばれ、チームの4連覇に貢献。昨季は二塁手としてゴールデングラブ賞も獲得していた。
韓国球界での活躍を買われ、今季はロッテと1年契約。オープン戦では実力を見せたが、開幕前にキャンプ地の沖縄から移動する際、空港の手荷物検査で銃弾所持が発覚。銃刀法違反容疑で逮捕されてしまった。不起訴処分になったものの、開幕から4週間の出場停止処分を受け、出遅れた。4月23日のオリックス戦で日本デビュー。だが、開幕のつまづきが響いたのか、その後も怪我などでレギュラーとして定着せず。結局、82試合に出場し、打率.217、10本塁打、44打点という期待外れな成績で、ロッテは来季の契約を結ばないと通達していた。
記事によれば、サムスンは今季所属した全外国人選手と契約更新を行わない方針で、新監督に就任したキム・ハンス監督もナバーロの獲得に前向きだという。すでに、ナバーロの滞在するドミニカ共和国にスカウトを派遣し、健康状態や全般的な状況を確認させているそうだ。
ナバーロは再び韓国に活躍の場を求めるのか。日本で他球団との契約やアメリカでのメジャー契約獲得は難しそうで、韓国球界への復帰が最善の選択となる可能性は高そうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count