25年ぶりVの広島勢に偉業達成者も…大混戦、セMVPは誰に?
史上初2年連続トリプルスリーの山田、打撃2冠の筒香
〇山田哲人内野手(ヤクルト)
打率.304、38本塁打、102打点、30盗塁
史上初となる2年連続でトリプルスリーを達成。チームの順位はふるわなかったが、成し遂げた偉業は歴史に残るもの。菊池を上回り二塁手部門のベストナインを獲得した。
〇筒香嘉智外野手(DeNA)
打率.322、44本塁打、110打点
本塁打、打点の2冠を獲得。球団を初のクライマックスシリーズ進出に導いた。日本を代表するスラッガーに代表し、侍ジャパンの主砲を担うまでに成長した。ベストナインにも選出。
他球団ではこの2選手が突出した成績を残した。
通例では優勝チームから選ばれるもの。攻守にわたって突出した印象を残した菊池や鈴木、40歳を目前にキャリアハイ級の成績を残した新井らが有力候補になる。また広島では丸佳浩外野手と石原慶幸捕手もベストナインとゴールデングラブ賞を受賞するなど貢献度が高かった。存在感で言えば、今季限りで引退を表明した黒田博樹投手も際立っている。
広島が25年ぶりの優勝を果たしたセ・リーグにおいて、2016年の“顔”は果たして誰になるか――。発表が注目される。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count