元中日の李炳圭が“無念”の引退、韓国メディアが伝える
中日で3シーズンプレー
かつて中日でもプレーした李炳圭(イ・ビョンギュ)外野手が今季限りで引退すると韓国の複数メディアが伝えている。
韓国代表の一員として五輪やWBCの舞台でも戦った42歳は韓国球界ではLGツインズ一筋でプレー。2007年に中日に移籍し、3シーズンプレーした後に再びLGツインズに復帰していた。
中日では加入1年目で132試合に出場したものの、徐々に出場機会が減り、3年目の2009年には28試合で打率.218、3本塁打、8打点と低迷。そのシーズン限りで退団となった。NPB通算では打率.254、28本塁打、119打点。CSや日本シリーズなどでは勝負強い打撃を見せる場面もあった。
韓国メディア「コリア・タイムズ」によると、42歳のベテランは来季の契約も希望していたが、世代交代の影響で叶わなかったという。記事では「年配をリスペクトせず、ベテラン選手に自身が不用品かのような気持ちにさせるKBOの文化に対し、彼は無念を明かした」とレポートし、「これまで何年もKBOリーグからの引退を迫られた選手たちを見てきた。彼らを見て、私は彼らのようには引退しないと誓った。しかしながら、結局、私の状況も彼らと何も違わなかった」とのコメントを紹介している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count