阪神“守備のスペシャリスト”がレギュラー奪取宣言、“内野1本”で勝負へ

定位置奪取へ意気込む大和

 2017年、レギュラー獲りに向け守備のスペシャリストが勝負をかける。阪神・大和外野手が28日、西宮市内の球団事務所で契約更改を行った。300万円減の年俸5000万円で一発サイン。2014年には外野手としてゴールデングラブ賞を獲得。内外野で絶対的な守備を見せるプロ11年目は「内野1本でいきたいと思います」と決意を口にした。

 今季は主に二塁手として111試合に出場。打率.231、1本塁打、20打点、3盗塁と不本意な成績に終わった。ダウン提示となったが「ある意味、一番いい話ができた」 と、数字以外の評価を球団と話し合うなど納得のサイン。

 1年間、レギュラーとして出場するための課題は打撃。今シーズン終了後にはプロ入り初となるスイッチヒッターに挑戦。だが、秋季練習では右脇腹を痛め、高知で行われた秋季キャンプは不参加となった。さらにオフにはオリックスからFA宣言した糸井の加入が決定。外野は高山、糸井、福留とレギュラーがほぼ固まっている状態となった。

 勝負をかけるポジションは二塁手になる。復活をかける鳥谷、上本、ドラフト1位・大山も候補に挙がる。「あまり周りのことは気にせず、しっかり自分のことを考えてやれればいい。しっかりレギュラーを取れるように頑張りたい」。

 来季のスローガンは「挑む」。スイッチヒッターを習得し新たな挑戦に挑む大和が定位置を奪いにいく。(※金額は推定)
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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