MVPの日ハム大谷、投打での好成績に米紙驚愕 「彼らは同一人物なのだ!」
異例の“呼びかけ”「我々はオオタニの渡米をできるだけ早く見る必要がある」
大谷が今季、日本球界最速の165キロを叩き出したことや、160キロのストレートを連発した逸話を「理屈に合わない」と驚きとともに紹介。2016年のMLBでの速球の平均球速トップ3は、1位がメッツのノア・シンダガード投手の98マイル(約157.8キロ)、2位がロイヤルズのヨルダーノ・ベンチュラ投手の96.1マイル(約154.7キロ)、3位がカージナルスのカルロス・マルティネス投手の95.6マイル(約153.9キロ)だったという。さらに「オオタニのエリート級の速球は彼の球種で唯一の驚くべきボールではない」として、スプリット、カーブ、チェンジアップなど変化球の精度も高く評価している。
また、バッターとしては「オオタニは左打ちで凄まじいパワーとバットスピードの持ち主だ。この能力は平均以下の読みと内角への対応を補うことに役立っている」と指摘。その一方で、大谷の今季序盤に起きた足の痙攣や手のマメという懸念材料を挙げながら、「これら軽い問題はあるが、我々ファンはオオタニの渡米をできるだけ早く見る必要がある」と“異例”の呼びかけを行っており、メジャー挑戦を待ちきれない様子だ。
メジャーには現在、ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手という抜群の長打力と勝負強さを誇る左腕エースがいる。ただ、記事では「サンフランシスコ・ジャイアンツのファンはマディソン・バムガーナーがいかに二刀流の選手かを自慢し、ホームランダービーで打つべしと主張しているが、オオタニは本物だ。現代のMLBにおいて正規の二刀流選手を目にするのは、驚愕的なことだ」とまで絶賛している。その能力はすでに「バムガーナー以上」という評価のようだ。
アメリカで神話級の存在と化している大谷。メジャー挑戦の前に、“伝説”はどこまで増えていくのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count