楽天が右腕ハーマンと契約合意 MLB通算109試合登板「追い続けていた投手」
今季は3Aで防御率1.72、NPBでのプレーは「目標の一つだった」
楽天は29日、フランク・ハーマン投手との間で契約を合意したと発表した。
ハーマンは米国出身の32歳。193センチ、100キロと大型の右腕だ。2005年にインディアンスに入団し、10年にメジャデビュー。中継ぎとして2年連続40試合に登板し、10年は0勝1敗1セーブで防御率4.03、11年は4勝0敗で同5.11の成績を残した。12年は15試合登板も、防御率2.33の好成績だった。
今季はフィリーズで4年ぶりにメジャーのマウンドに上がり、14試合登板で1勝2敗、防御率8.40。メジャー通算109試合登板で5勝3敗1セーブ、防御率4.72。135回1/3を投げて86奪三振34四球となっている。
また、今季は3Aで27試合に登板し、6勝1敗、防御率1.72。3Aは8シーズンで通算215試合登板で18勝11敗13セーブ、防御率3.42の成績を残している。
ハーマンは球団を通じて「目標の一つであったNPBでプレーすることが今叶い、2017年、東北楽天ゴールデンイーグルスの一員として戦えることを光栄に思います。チームの勝利に貢献できるよう精一杯頑張ります。イーグルスは素晴らしい球団で、仙台という街も美しい街です。家族共々日本という素晴らしい国、文化の中で暮らすことを楽しみにしています。応援よろしくお願いします」とコメント。
また、安部井寛チーム統括本部長「数年前から追い続けていた投手ですが、一時期怪我で投げられなくなりました。ここ2年しっかりと回復しており、以前よりスピードが増し、真っ直ぐに魅力のある投手です。特徴的なカーブもあり、コントロールも良く、ブルペンで重要な場面での役割を期待しています」と話した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count