セスペデスが4年123億円でメッツと合意 年平均30億円超は外野手歴代1位

キューバ出身31歳が超大型契約、平均年俸31億円は野手歴代2位

 今オフにメッツとの契約を破棄してフリーエージェント(FA)となっていたヨエニス・セスペデス外野手が新たにメッツと大型契約を結ぶことで合意したと米複数メディアが伝えている。ESPNなどによると4年総額1億1000万ドル(約123億円)の超大型契約で、年平均2750万ドル(約31億円)はメジャー外野手史上最高額となる見通しだ。

 キューバ出身の31歳は2012年にアスレチックスでメジャーデビュー。以降、レッドソックス、タイガースを経て2015年のシーズン途中にトレードでメッツに加入した。昨オフにメッツと新たに3年契約を結んだが、今オフ残り2年の契約を破棄してFAに。その動向が注目されていたが、メッツと新たに超大型契約で合意した模様だ。

 MLB公式サイトも契約内容をレポート。年平均2750万ドルはメッツ球団史上最高となっただけでなく、FA選手の契約としてはアレックス・ロドリゲスと並びメジャー史上最高だという。野手全体ではタイガースに所属するミゲル・カブレラ内野手の平均3100万ドル(約35億円)に次いで史上2位となることも紹介。全球団に対してのトレード拒否権も盛り込まれているという。

 メジャーでは2014年オフにジャンカルロ・スタントン外野手がマーリンズとプロスポーツ史上最高額となる13年総額3億2500万ドル(約364億円)で契約し話題を呼んだが、平均年俸では2500万ドル(約28億円)と今回のセスペデスに及ばない。一方、投手では昨オフにドジャースからFAとなったザック・グリンキー投手がダイヤモンドバックスと6年総額2億650万ドル(約231億円)で契約。年平均は約3441万ドル(約39億円)でメジャー最高となっていた。

 昨季は打率.291、35本塁打、105打点、今季も打率.280、31本塁打、86打点と2年連続30発以上を放っている強打者はその契約も衝撃的な内容となるようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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