3年18億円でメジャー復帰 韓国球界から逆輸入の124発強打者が話題沸騰
今季は40本で本塁打王、2015年は47本塁打でMVP獲得
韓国プロ野球で3シーズンを過ごし、2年連続40発以上など通算124本塁打をマークした“スーパー助っ人外国人”エリック・テイムズ内野手が、29日(日本時間30日)にブルワーズと3年契約を結んだ。MLB公式サイトなどによれば、契約は3年総額1600万ドル(約18億円)。2013年オフに韓国のNCダイノスに移籍するまで、メジャーに定着しきれなかったテイムズの華々しい“カムバック”は大きな注目を浴びている。
韓国では、移籍1年目の2014年に打率.343、37本塁打、121打点を記録。2年目の2015年には打率.381で首位打者に輝く一方、47本塁打、140打点、40盗塁をマークし、MVPに輝いた。今季は121試合に出場して打率.317、40本塁打、118打点の好成績で、本塁打王を獲得。MLB公式動画サイトの「Cut4」では、特に2015年の成績を「テレビゲームの世界の数字」と絶賛。この年に打った全47本塁打の映像集を取り上げ、「30分間のホームランを打ち続ける姿を見て、エリック・テイムズのMLB復帰を祝おう」と盛り上げている。
韓国に渡るまで、メジャーでは181試合に出場し、打率.250、21本塁打、62打点の成績だったテイムズは、彼の地でホームラン打者に大変身。記事では、47本を量産した昨季途中に自身のツイッターで「自分の仕事が大好きだ。韓国でプレーするのも、一発を打つのもたまらなくいいね。ありがとう、NCダイノス・ファン」とハングル文字を交えたツイートを公開した様子も伝えている。
鳴り物入りでメジャー復帰を果たすテイムズは、来季もそのパワーを発揮し続けられるのか、注目が集まる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count