ムードメーカーとして奮闘 現状維持のハム新垣、“一発芸”の苦悩明かす
年俸アップに備えても一発芸も用意
仮に年俸アップしていたら、この日の会見で一発芸の用意もあったという。「年俸が上がっても少しだと思ったので、(プッチモニの)『ちょこっとLOVE』を。『今日もちょこっとなんだけど……』とみたいな感じをやれたらいいかなと思ってましたが。また来年にします」。苦笑いで明かすと、会見場は笑いであふれた。
その一発芸については「パッと思い浮かぶ時もあれば、いくら考えても思い浮かばない時もある。シーズン中も寝られない時もありました。次の日まで考えないといけなくて」と悩みも口にした。
来季目標は1軍定着だが、ここにも新たな課題もある。「最近一発芸を放出したので残っていない。すぐに宮西が話を振ってくる。基本は野球メーンなので、一発芸は真剣にやってないですけど、(オフ中に)5個ぐらいあれば……。来季は1軍で毎試合? 無理ですね。さすがに厳しいので週1回ぐらいで……」と懇願した。
来季はプロ5年目、来年10月で32歳となる。肝心の投球では吉井投手コーチの助言で、オフ中に新球・ツーシームを覚えていくという。チームのムードメーカー・杉谷拳士に負けず、今度は札幌ドームでのヒーローインタビューでの会心の一発芸を期待したいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count