広島鈴木「神ってる」生んだ一発で「ドラマティック・サヨナラ賞」年間大賞に
SB吉村は熊本地震直後の劇的弾で受賞「少しでも勇気づけられたら」
「2016 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が1日に都内のホテルで行われ、広島の鈴木誠也外野手、ソフトバンクの吉村裕基外野手が受賞。トロフィーと賞金200万円を贈呈された。
鈴木は6月18日のオリックス戦での左翼へのサヨナラ本塁打で受賞。前日の試合でもサヨナラ弾を放ち、NPB史上10人目の2試合連続サヨナラ本塁打となった。驚異的な活躍を緒方孝市監督が「神ってる」と絶賛。今年の流行語大賞の候補としてもノミネートされた。鈴木は続く19日のオリックス戦でも決勝弾を放ち、3試合連続で決勝ホームランを記録した。
また、吉村は4月17日の楽天戦で9回裏に代打同点弾、そして12回裏にはサヨナラ弾と途中出場で劇的なホームランを連発した。NPBの熊崎コミッショナーは「両選手とも“神ってる”。素晴らしいサヨナラ打だった」と2人の活躍を称えた。
鈴木は「あの場面ではとにかく自分のスイングをしっかりしようと打席に立った。ファンの皆さんの喜んだ顔、チームの勝利に貢献できたことが嬉しかった」と当時の心境を振り返り、吉村も「この試合の日に熊本地震が起きた。直後の試合だったので、被災された方を少しでも勇気づけられたらうれしい」と話した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count