「チーム辻」の西武鬼崎、同郷の“レジェンド”胴上げへ「臆病にならない」
現状維持でサイン、今季は「自分の凡ミスが敗戦を招いたことが何試合も…」
西武の鬼崎裕司内野手が1日、西武プリンスドームで契約交渉を行い、現状維持の年俸2300万円でサインした。
「堅実な守備」を持ち味にしながらも、今季は79試合出場でチームワースト2位の12失策。「自分の凡ミスが敗戦を招いたことが何試合もあった。そこであまりにもズタボロになりすぎて、その精神状態のまま試合に出たことで、ミスがミスを呼び、負の連鎖を生んだ。切り替えられる状態にもならなかった」と、改めて今季を振り返った。
さらに、「ミスはどうしても起こってしまうもの。いかに切り替え、引きずらず、臆病にならないでプレーできたら、変われると思う」と、メンタル強化を来季のテーマに掲げた。
新監督となる辻発彦監督は佐賀県出身と同郷であり、「チーム辻」の一員としてオフ期間中の自主トレでもお世話になってきた“レジェンド”的存在。背番号も、新指揮官が現役時代時につけていた『5』を受け継いでいるだけに、「胴上したい」との思いは人一倍強い。実現するためにも、監督が「チーム一番の課題」としている遊撃手レギュラー奪取を目指す。(金額は推定)
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count