WBC優勝候補ベネズエラに“お家騒動” 監督解任で11選手がボイコット宣言
ビスケル監督「辞任を求めてきたが、その理由を尋ねている」
ビスケル監督は現役時代にインディアンスなどで活躍した元内野手。ゴールドグラブ受賞11回に加え、メジャー通算2877安打を放ったベネズエラの国民的英雄だが、監督解任の憂き目に遭ったという。
ベネズエラ地元紙「エル・ナシオナル」によると、ビスケル監督はスポンサーとの契約条項違反などを巡り、ベネズエラ代表のカルロス・ギーエンGMと議論に発展。解任を言い渡されたという。
ビスケル監督は「私は何も辞めてはいない。彼は私に辞任を求めてきたが、私はその理由を尋ねている」と主張。MLB関係者によると、ビスケル監督の後任として現役時代にブレーブスなどでプレーした48歳のベネズエラ人、エドゥアルド・ペレス元捕手が登録されたという。
スター軍団はビスケル監督の解任に断固反対し、大量ボイコットを宣言している。2009年の第3回大会で3位だった強豪国は激震に襲われている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count