西武の「右翼手レギュラー最有力候補」、11年目シーズンへ「危機感を持って」
200万円減でサイン、秋季キャンプではプロ人生初の一塁手にも挑戦
プロ10年目のシーズンを終え、2日に契約更改を行った西武の木村文紀外野手。200万円減の1400万円(推定)でサインした。今季は出場28試合、打率.167、本塁打0本と、2013年に野手に転向して以来、最低の成績となった。「『三振を減らさないといけない』『ポイントを近くしなきゃいけない』など、いろいろ考えていたら、差し込まれる打撃になっていた」と、不振の原因を自己分析した。
秋季キャンプでは、辻発彦新監督の指導の下、打撃改革に着手。また、守備でも、プロ人生初の一塁手にも挑戦し始めており、「外野以外のポジションを少しでもこなせれば、試合の出場も増えると思いますし、何かしらのチャンスが巡ってくると思う」と、精力的だ。
身体能力、走攻守揃ったポテンシャルの高さから、首脳陣からは毎年「右翼手のレギュラー最有力候補」に名を挙げられ続けてきたが、ここまで獲り切ることができていない。「来年は11年目。投手で全然結果も残せなかったですし、野手になってからも成績が落ちています。そろそろ本当に結果を出さないといけない。契約していただいたことに感謝し、危機感を持って1年間やっていきたい」と、自らにハッパをかけた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count