注目の巨人のプロテクト 前回の人的補償から見るポイントは?
捕手が成長したDeNA、情報戦、駆け引きにも注目
入団が間もない選手の移籍は、今後のドラフト戦線で送り出す側に良い印象を持たれないだろう。世代交代を進めていく巨人にとって、その点のイメージは大事になる。そのため、一昨年までのドラフトで支配下指名で入団した選手、今年の新人選手はプロテクトされることが予想される。
また、DeNAの戦力分析をすると、戸柱、嶺井、高城ら捕手が成長。特にルーキーの戸柱はレギュラーを獲得し、来季の飛躍が期待されている。そのため捕手は狙ってこないと考えられる。ここ2年で入団した捕手もいるが、この捕手のプロテクト、2年目以内の選手に対する考えが、今回の人的補償のポイントとなりそうだ。
2014年の時のヤクルトも外野手や投手を希望するという情報戦の結果、奥村という有望な内野手を選択した。これからか始まるお互いの駆け引きにも注目が集まる。(※金額は推定)
巨人の2016、2015年支配下ドラフトで入団した選手は以下の通り。
〇2015年
1位 桜井俊貴投手 立命館大
2位 重信慎之介外野手 早大
3位 與那原大剛投手 普天間高
4位 宇佐見真吾捕手 城西国際大
5位 山本泰寛内野手 慶大
6位 巽大介投手 岩倉
7位 中川皓太投手 東海大
8位 松崎啄也捕手 日本製紙石巻
2014年
1位 岡本和真内野手 智弁学園
2位 戸根千明投手 日本大学
3位 高木勇人投手 三菱重工名古屋
4位 田中大輝投手 国学院大(現在育成契約)
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count