SB松坂、WL初登板も黒星 地元メディア「大量の四球」「敵に6つのパスポート」
「コントロールできていなかった」「三振は2つのみ」
2回までに5四球と荒れ気味で、初回には2ランを被弾。3回にも四球を与えて計6四球としたが、4回は3者凡退に抑えてマウンドを降りた。チームは1-3で敗れて敗戦投手に。防御率は4.50となった。
この試合について、地元メディアも速報。プエルトリコの地元紙「エル・ヌエーボ・ディア」電子版は「ジョニー・モネルの2ランホームランが、日本の大投手、ダイスケ・マツザカのデビューを脅かした」と小見出しをつけてレポートした。モネルのホームランで先制したカグアスが、3-1で勝利して連敗を4で止めたことなどを報じている。
また、記事の中では、松坂がレッドソックスの一員として2007年にレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献したことなどを解説。ただ、プエルトリコのウインターリーグでのデビューが満足いくものではなかったとしている。
投球に内容については「敗戦投手のマツザカは、4イニングを投げてヒットはモネルのホームランによる1本で、2失点だった。しかし、彼は6つという大量の四球を与えたことから、コントロールできていなかった。三振は2つしか奪えなかった」と厳しく伝えている。
また、メキシコのスポーツ誌などで英語編集者や特派員を務めるホセ・モリーナ記者は、ツイッターで「ダイスケ・マツザカは敗戦デビューとなり、4イニングで2失点を喫した…(そして)6つのパスポート(四球)を与えた」とレポート。四球の多さを強調している。
昨年、3年契約でソフトバンクに加入し、9年ぶりに日本球界復帰を果たした松坂。2年間で登板は1試合のみで、今年10月2日の楽天戦で日本復帰後初登板も、1回を3安打4四死球1暴投5失点(自責2)と厳しい結果に終わっていた。来季が3年契約の最終年。復活へ向けて、プエルトリコできっかけをつかめるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count