抜群の“コスパ”でチームに貢献 今季、年俸1億円未満で活躍した助っ人は?

日ハム、広島には他にも“優良助っ人”が

 リーグ優勝を果たした両チームの助っ人の“コスパ”は、やはり際立つ。広島のジャクソンはセットアッパーとして、ヘーゲンズは中継ぎと先発をこなす“便利屋”として、25年ぶりVに欠かせない存在だった。沢村賞のジョンソンも1億5000万円、主砲のエルドレッドは1億2500万円と決して高くなく、“優良助っ人”としてチームに貢献した。

 また、日本ハムのマーティンはセットアッパーとしてスタートし、シーズン途中から増井に代わってクローザーに。抜群の安定感を見せ、防御率1.07という圧巻の数字を残した。日本ハムも、本塁打王のレアード、先発&中継ぎのバースはいずれも1億円だった。

 中継ぎでは、ソフトバンクのスアレス、ヤクルトのルーキもフル回転でブルペンを支えた。さらに、阪神のマテオは前半戦こそ不安定だったものの、後半戦は安定感のある投球でクローザーに定着。ドリスは負傷もあって34試合登板に終わったが、一時期は抑えも任されて9セーブを挙げた。

 また、野手では楽天のウィーラーが2年目で大活躍。主砲としてだけでなく、ムードメーカーとしてもチームを牽引し、貢献度は高かった。楽天は途中加入のペゲーロも年俸2500万円ながら51試合出場で10本塁打と存在感を見せ、アマダーを含めて3人の助っ人野手の残留が決定。来季も期待がかかる。

 この他にも、中日のナニータは年俸3600万円で93試合出場、打率.285、8本塁打、35打点とまずまずの活躍。年俸4800万円のバルデスも、20試合に先発して6勝7敗、防御率3.51とローテを支えた。

 この中には、条件大幅アップで残留を決めた選手もいる。来季、新加入で期待以上の活躍を見せる助っ人が現れるかも注目だ。(金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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