井口資仁が球界最年長に 35歳以上で来季迎えるパ・リーグの大ベテランは?
2000安打が迫る福浦
【埼玉西武・上本達之】
1980年11月8日生まれ、36歳
67試合88打数27安打1本塁打12打点 打率.307
上本は今季、貴重な左の代打として自身の立場を確立し、その役に徹した。規定打席未満ながら、今年は自身初の打率3割をマークし、出場試合数も昨季の6試合から67試合と大幅に増やした。
おなじみのテーマソングが流れる中、「代打・上本」がコールされると、球場内は大きな盛り上がりを見せる。来季もムードメーカーとして、そして最年長選手としてチームを引っ張り、2008年から遠ざかっている頂点奪取を目指したい。
【千葉ロッテ・井口資仁】
1974年12月4日生まれ、42歳
79試合152打数39安打5本塁打34打点 打率.257
井口は球界最年長の42歳。来季、千葉ロッテ在籍9年目を迎え、古巣である福岡ダイエーの8年を抜くことになる。生え抜き選手ではないが、今やなくてはならない存在となり、チームの精神的支柱と呼ぶべき選手である。若手選手の指導にも積極的で、チームにおけるその存在は大きく代え難い。
未だ自慢の長打力は健在で、井口が打ったことでチームの雰囲気がガラリと変わったというシーンが今年も数多く見られた。43歳を迎える来季も、プレーにおいても指導の面においてもチームの柱となり、2010年以来の日本一を目指していく。
【千葉ロッテ・福浦和也】
1975年12月14日生まれ、40歳
36試合82打数20安打0本塁打7打点 打率.244
千葉ロッテ一筋23年の福浦は12月14日で41歳となる。今季の10月4日の楽天戦では、地面スレスレまで落ちた球を、右手一本ですくい上げて適時打を放つなど、「幕張の安打製造機」はさすがのバットコントロールを見せつけた。
今季終了時点で通算安打数は1932本となり、2000本安打達成まであと68本に迫った。「俺達の福浦」が大記録を達成する日を、ファンは心待ちにしている。