“打てる捕手”目指す西武・森、来季は炭谷の「ライバル」に

プロ3年目は「最低限の結果は残せた」、正捕手争いへ強い決意

 7日に500万円増の4500万円で契約を更改した西武・森友哉捕手。「前半なかなかチームに貢献できなかったのですが、後半は捕手としても試合に出させてもらい、捕手として今までで一番多かったシーズンになりました。勝ち試合も負け試合も経験させてもらい、その中で最低限の結果は残せたことは、来季につながると思います」。3年目のシーズンをそう振り返った。

 春季キャンプ時は捕手としてトレーニングを積んだが、オープン戦から打撃で結果が出なかったため、首脳陣は「捕手の守備負担」が不振の原因と判断。開幕から前半戦は、指名打者と右翼での起用となった。

 自身初となるシーズン中の2軍降格も味わった。それでも、6月に1軍復帰を果たすと、その後はコンスタントに結果を残した。また、8月半ばからは捕手としても出場し、打撃にも影響がなかったことから、先発マスクも徐々に増えていていった。最終的には107試合出場、打率.292、10本塁打、46打点の成績だった。

 球団からも「来季が大事」だと言われた通り、捕手・森友哉として、来年はいよいよ炭谷銀仁朗に本格的に正捕手争いを挑む。

「銀さんからライバルだと思ってもらえる存在になりたい」

 プロに入り、「初めて本当の意味での難しさを知った」という“打てる捕手”を目指し、来季のさらなる成長を誓った。(※金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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