マ軍監督がイチロー称賛「サンキューと言いたくなる」 来季も“4番手”起用へ

マッティングリー監督が今季のイチローを称賛「本当に本当によかった」

 ウインターミーティングに参加しているマーリンズのドン・マッティングリー監督が7日(日本時間8日)、現地で会見を行い、イチロー外野手の今季のパフォーマンスを称賛するとともに来季の起用法に言及した。

 就任1年目となった指揮官は今季、イチローを外野手の4番手に位置づけ、負荷がかかり過ぎない起用を掲げた。不規則な起用の中でベテラン外野手も勝負強さを発揮。特に前半戦は安打を量産し、打率3割をキープした。打席数はメジャー16年で自身最少の365打席だったが、打率.229に終わった2015年から成績を回復させ、打率.291、1本塁打、22打点、10盗塁をマーク。史上30人目の3000安打など多くの金字塔も打ち立てた。

 マッティングリー監督は会見の席で「彼は本当に、本当によかった」とそのプレーを称賛。「打撃面で素晴らしいシーズンを送った。守備面では、外野に厚みを持たせてくれた。彼は素晴らしい代打であり、左投手を得意としている。右投手以上にね。ブルペンから左投手が出てきた際の選択肢になるんだ。だから左投手が出てきたからといって心配することはない。『サンキュー』と言いたくなるだろうね」と語った。

 一方、来季の起用法は引き続き、スタントン、イエリッチ、オズナに続く4番手の起用となる見通しを示し、「週に5、6回出場する選手だとは考えていない。代打や週に1、2回出場させるのが、最良の起用法だと思う」と語った。

 現在、3030安打でメジャー歴代25位につける43歳。プレーオフ進出を目指すチームの中で来季はどのような輝きを放つのか。新シーズンの飛躍が期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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