ハム連覇へ村田透が強い決意 栗山監督も活躍確信「間違いなく数字残す」
7年ぶり日本球界復帰の元ドラ1右腕、入団会見で見せた強い決意
北海道日本ハムは8日、札幌市の球団事務所で先月18日に獲得を発表した村田透投手の入団会見を行った。7年ぶりの日本球界復帰となった右腕は「高く評価していただいての入団になり、うれしいの一言」と素直に喜びを語った。
2007年のドラフトで巨人に1位指名され、プロ入りを果たしたが1軍での登板はかなわずに活躍の舞台を求めて海を渡った村田投手。出場が約束されていない異国の地で6年間を過ごし、過酷な環境で経験を積んできた。
「今シーズン終了後、今後について思い巡らせていた中、いち早くファイターズからお話があり、高い評価をいただいたのが入団の決意を固める要因になりました」と村田が語ったように、日本ハムは積極的にラブコールを送り続けてきた。
2015年には3Aで先発として15勝、今年は9勝と経験を積み、7年ぶりの日本球界復帰。来季は有原投手、大谷投手、増井投手、高梨投手の10勝カルテットに加わる先発候補としての期待がかかる。
栗山監督は「どうしても足りない分はあったので、米国で苦労しながら結果を残してきたのを見ても間違いなく数字を残すと思っています」と語り、「タフな選手。もちろんローテーションを守ってくれたらいいけれど、いろんな状況でやってくれ、ということになると思います」と幅広い起用法を想定していることを口にした。
「日米でやることは一緒で野球は野球。ただ勝利に貢献したいという気持ちだけ」と淡々と意気込みを語った村田。2006、2007年以来のリーグ連覇へ。そして球団史上初の2年連続日本一の栄冠へ、また一人、大きな戦力が加わった。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部 松下雄馬●文