剛腕代理人が大谷を絶賛も…新労使協定は“足かせ”「境界線が引かれている」
大物メジャーリーガー抱えるボラス氏、大谷を「一流の存在」と絶賛も…
来オフにもメジャーリーグ挑戦に踏み切ると見られている日本ハムの大谷翔平投手について、多くの大物選手を抱える剛腕代理人が「世界最高峰のアスリート」「一流の存在」と絶賛したと米メディアが伝えている。一方で、新労使協定では、二刀流右腕が大型契約を結べない可能性が浮上していることについては「とても難しい状況だ」とも指摘。メジャーリーグ機構(MLB)に対して、不満を訴えている。
米紙「ワシントン・ポスト」によると、メリーランド州ナショナルハーバーで開催中のウインターミーティングで取材に応じた代理人のスコット・ボラス氏が、大谷について見解を明かしたという。
ボラス氏は業界屈指の剛腕として知られている。たとえ強引な手法を使っても、選手にとって好条件の契約を球団から引き出すことから「吸血鬼」の異名を持ち、現在のメジャーリーガーではマックス・シャーザー(ナショナルズ)、ジャコビー・エルズベリー(ヤンキース)、秋信守(レンジャーズ)らの大型契約を勝ち取った。今後は、18年オフにFAとなるブライス・ハーパー(ナショナルズ)がボラス氏の手によって天文学的な契約を結ぶ可能性もあるとして、注目が集まっている。大谷のメジャー挑戦が正式に決まれば、代理人として名乗りを上げる可能性は十分にある。
ボラス氏はこの日、米メディアの取材に対して「(大谷は)MLBのチームに際立ったインパクトを与えられる一流の存在だ」と言及。これまで数々のスーパースターを顧客として抱えてきた剛腕代理人から見ても、二刀流右腕は「一流」との評価だという。