オ軍名将“予言” 来季MLB2年目の韓国人打者は「新たなレベルに行く可能性」

今季は95試合出場も打率.302、「野手として十分能力がある」

 オリオールズの金賢洙外野手について、名将バック・ショーウォルター監督が「新たなレベルに行く可能性のある選手」と期待を寄せている。1年目の今季は95試合の出場にとどまったものの、打率.302、出塁率.382、6本塁打、22打点をマーク。オープン戦では「マイナーレベル」の烙印を押されたが、自らの力で覆した。

 ショーウォルター監督は、ウインターミーティングでの記者会見で来季メジャー2年目を迎える金について質問を受けると、さらなる飛躍を“予言”した。

「彼は昨年困難に直面したが、今年はそうはならないだろう。私たちは、新たなレベルに行く可能性のある選手について話し合っている。彼にはそのポテンシャルがあると思う。野手として十分能力がある。必要があるなら、左翼ではなく右翼に就かせることもできるだろう」

 今季の金は最悪のスタートを切った。昨年まで韓国・斗山で通算打率.318を記録し、FAでオリオールズに2年総額700万ドル(約8億円)で入団。しかし、オープン戦ではメジャーの投手に大苦戦し、17試合で打率.178、OPS(出塁率+長打率).402と散々な成績に終わった。

 チームは金賢洙がMLBレベルでプレーする準備ができていないとして、マイナーでプレーさせることを決断。しかし、金の契約には球団側が選手側の了承なくマイナーへ降格させることができないという条項が盛り込まれていたため、本人は拒否。開幕メジャー25人枠に残った。ダン・デュケット副社長が「24選手は確保することができた」と話し、地元メディアが「とてもおかしなことが起きている」と辛辣に報じるなど、“逆風”の中でスタートを切った。

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