早くも注目浴びる田中将大の来オフ動向 米サイト「何としても引き留めろ」

ヤンキースに田中が必要不可欠な理由は…

 特集では2018年シーズン以降もヤンキースに田中が不可欠となる理由にも言及。長年、先発ローテを支えたCC・サバシアとマイケル・ピネダが来オフでフリーエージェント(FA)となること、イバン・ノバは今シーズン途中でトレードとなり、ネイサン・イオバルディは今オフにリリースされたこと、ルイス・セベリーノは戦力として計算できないことなどを挙げている。

 さらにドジャースのクレイトン・カーショー投手が同じくオプトアウトを行使する可能性もあるが球団は絶対に引き留めることなどにも言及。「(来オフ)のFA市場は確かに今年の冬よりも優れているだろうが、それでも試合を変える能力のある選手は不足するだろう」とも伝えている。

 1年目の途中に右肘を負傷したことで健康面を不安視する声が続いていた田中。しかし、3年目の活躍によってその懸念を払しょくし、評価を大きく高めることになった。今回の記事でも「ヤンキースが若く安上がりな球団へと変わろうとしていることは明確だが、チャップマンとの記録的な契約を結ぶようなら、リーグ最高の先発投手の一人を抱えるために少し余分な支払いができてもいいだろう」と、是が非でも右腕を引き留めるべきとの論調でレポートしている。

 メジャー通算で39勝(16敗)、防御率3.12をマークした28歳。来オフはレンジャーズのダルビッシュ有投手やカブスのジェイク・アリエッタ投手らエース級もFAとなるが、右腕が来季も好成績を収めてオプトアウトの権利を行使すれば、さらなる好条件を得られる可能性は十分にある。名門はその際にどの程度の資金を注ぎ込むのか。米国内では流出阻止へ、ヤンキースの対応を求める声が上がり始めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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