仁志監督も「ビックリ」の圧勝 侍ジャパンU-12代表が韓国に5回コールド
予選リーグの“ヤマ”で実力発揮、指揮官「こっちが思っていた以上」
4回、先頭打者に内野安打を許したところで、ショートでスタメン出場していた星子天真と交代。星子はヒットを浴びた後、犠飛で1点を失ったが、味方の好守備もあって傷口を広げなかった。5回も四球を出したが、牽制アウトを奪うなど、丁寧に投げきった。
前日のフィリピン戦は初戦だったことや開会式から移動して慌ただしい中での試合となり、4回コールド勝ちしたものの本来の力は出し切れていなかった。
この日の試合前、仁志監督は選手たちに「(予選リーグの)ヤマになるから気合を入れていこう」と話したという。指揮官の激励に応えるように前日の試合よりも攻守に一段と成長した姿を見せ、「こっちが思っていた以上のことをしてくれました。ちょっとずつ成長の過程が見えますね」と仁志監督は目を細めた。
明日11日は予選リーグ最後の試合でパキスタンと対戦する。「体の大きい子が多いので、当たると力があるので飛ぶ。当たった時のことを警戒していきたいですね。(日本としては)塁に出れば走れるので」と仁志監督。しっかり守って、ダイヤモンドを駆けて、Bグループ1位でセミファイナルに進出する。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi