ツインズ傘下の超有望株、22歳の164キロ右腕が事故死 車が倒木に衝突
母国ベネズエラで事故、父が運転する車の助手席に座っていて死亡
ツインズの若手有望株、ヨルマン・ランダ投手が車の事故で死去したと米複数メディアが報じた。22歳だった。
地元紙「セント・ポール・パイオニア・プレス」によると、ランダは母国ベネズエラで事故にあったという。夜で雨が降る天候の中、父が運転する車が倒木か、倒れてきた木に衝突。車には4、5人が乗っていたが、助手席に座っていたランダだけが死亡した。代理人は記事の中で「救急車が現場に到着するまでかなりの時間がかかった」と説明している。
ツインズの強化責任者、デレク・ファーベイ氏は「ミネソタ・ツインズは、ベネズエラで早朝に起きたヨーマン・ランダの悲劇的な死に深く悲しんでいる。球界を代表して、ヨルマンの家族、友人、コーチそして選手に、心からお悔やみ申し上げます」と声明を発表。また、1Aでランダを指導したジェイク・マウアー前監督は「彼は愉快でした。英語はそこまで上手ではありませんでしたが、上達していました。彼はいつもみんなを笑顔にし、緊張を和らげてくれました」と記事の中で話している。
ランダは2010年に16歳でツインズと契約。昨年は1Aのフォートマイヤーズでプレーし、31試合登板で2勝2敗7セーブ、防御率3.24の成績だった。最速102マイル(約164キロ)を誇る超有望株で、ルール5ドラフトに先立ちツインズの40人ロースターからは除外されていたが、再契約を結ぶ予定だったという。「セント・ポール・パイオニア・プレス」は、「少なくとも10球団」がランダとの契約を試みたが、約束を守りツインズと再契約するはずだったと、報じている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count