日ハム斎藤佑、早大Gで「卒業以来」のキャッチボール 「来季へ向けて刺激に」
早大野球部グラウンドでイベント実施、青木は柵越えも披露
ソフトバンクの和田毅投手、日本ハムの斎藤佑樹投手、有原航平投手、DeNAの須田幸太投手、ロッテの中村奨吾内野手ら早大出身の選手が11日、早大野球部グラウンドの安部球場、早大準硬式野球場で行われたイベント「Hello! WASEDA “プレイボール プロジェクト” ~野球を始めよう、楽しもう、学ぼう~」に参加した。早大野球部若手有志OBが主催し、野球普及・振興を目的に子供たちに野球本来の楽しさを伝えるために実施。アストロズの青木宣親外野手も“飛び入り参加”した。
イベントでは斎藤と有原がキャッチボールを行う場面も。有原は子供から「目標としている選手は?」と聞かれ「ソフトバンクの和田投手」と答えて場内の笑いを誘った。一方、斎藤は「大学で投げるのは卒業以来初めて。来シーズンに向けて刺激になった」と話し、0勝1敗、防御率4.56に終わった今季からの復活へ意欲を見せていた。
また、青木と中村は打撃指導を行い、自らバットを握ってお手本を披露。「プロの選手はすごいよ。ネット越えるよ」と青木にプレッシャーをかけられた中村の打球はネットこそ越えなかったものの、フェンスまで届いて大歓声が上がった。その後、青木は「オフだからね」と“言い訳”をしながらだんだん前に出て打ち、最後には柵越えで子どもたちを大喜びさせた。
青木は「アメリカは悪いことは言わない。チームメートに聞いてもアメリカは褒めて伸ばすので自由なプレーができるのではないか。日本の良いところとうまく融合できたら」と話していた。
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篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki