上原浩治、年俸7億円で世界一カブスと合意 当初報道より1億7000万上乗せ
米国内で高い評価受けるベテラン右腕、世界一球団の大きな戦力に
レッドソックスからFAとなっていた上原浩治投手が、1年600万ドル(約6億9000万円)で今季世界一のカブスと契約合意したと米メディアが報じた。
「ESPNシカゴ」のジェシー・ロジャースは、自身のツイッターで「カブスとコウジ・ウエハラは契約合意に達した。1年600万ドル」と報告。米複数メディアはすでに、両者が1年450万ドル(約5億1750万円)で合意したと伝えていたが、そこから150万ドル(約1億7250万ドル)上乗せされた形だ。上原の昨季までの年俸は900万ドル(約10億3600万円)だった。
上原はレッドソックス在籍4年目の今季、50試合登板で2勝3敗7セーブ18ホールドの成績をマークした。防御率3.45はリリーフ転向後はワーストの数字で、8月には右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りも経験。しかし、9月7日のパドレス戦で復帰してからは11試合連続無失点と快投を続け、地区優勝に大きく貢献した。
地元メディア「CBSスポーツ」(電子版)は、上原獲得について「ブルペンに深みがありすぎることはないので、もちろんウエハラのようなベテランの加入はカブスを一層恐ろしいものにする。彼は中盤でのリアルウェポン(真の武器)になりうる」とすでに報じており、ロイヤルズからトレード移籍したウェイド・デービスもブルペンに加えたカブスが、今オフの「勝者」だと称えていた。
日本人右腕は来年4月に42歳となるが、米国内における評価は依然として高い。2年連続世界一を目指すカブスにとって、大きな戦力と見られていることは確かだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count