陽岱鋼加入はGポジション争いにどう影響 中堅手固定で左翼手争い熾烈に?

巨人の外野定位置争いは12球団一の激戦区へ

 今季成績ではギャレットがリードか。来日1年目の外国人選手としては球団史上初の開幕4番、第85代4番打者に就任。打撃不振で5月下旬に2軍落ちしたが、最終的には規定打席に到達し、打率.258、24本塁打、68打点をマークした。外国人選手が来日1年目で20本塁打を記録したのは95年のシェーン・マック以来だ。

 亀井は今季66試合出場にとどまったが、15年には109試合に出場し、打率.272、6本塁打、35打点をマーク。09年には134試合出場、打率.290、25本塁打、71打点をマークした実力者だ。毎年のように故障に泣かされているが、体が万全であれば外野の一角を担える実力は十分ある。

 来季2年目の重信は二塁手にも挑戦中。松本、立岡、橋本は幅広い守備も魅力で、1軍経験は豊富だ。石川慎は日本ハム在籍5年間で3本塁打だが、高校通算55本塁打とパンチ力を秘めている。

 12球団一の激戦区と言える巨人外野手の定位置争い。春季キャンプ初日から激しいアピール合戦が繰り広げられることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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