田澤純一、マ軍でもセットアッパーとして期待 地元メディア「深み与える」

地元メディアも期待「7、8回にオプションに」「信頼できる投手」

 記事では、こういった動きを振り返りつつ、「タザワはマイアミの試合終盤に深みを与える」と評価。キャリア302試合で312奪三振を記録していることや、2016年の平均球速が93.27マイル(約150.16キロ)で、MLB平均の93.03(約149.79)を上回っていることを特筆。A・J・ラモスがクローザーを務めるとした上で、「カイル・バラクロウとタザワが7、8回のオプションとなる」と分析した。

 また、地元紙「サン・センチネル」は、マーリンズのドン・マッティングリー監督が先日、田澤について「私たちの好みだと分かったもう1人の男」と明かしたことを紹介している。

 さらに「球歴を遡って特筆すべきFA選手と再会するというマーリンズのオフシーズンのテーマは続いている。救援右腕のタザワの場合、それはフアン・ニエベス投手コーチのものだった」と指摘。マーリンズのニエベス投手コーチは13、14年にレッドソックスで田澤を指導していた。田澤は13年にセットアッパーとして71試合に登板し、5勝4敗25ホールド、防御率3.16でワールドシリーズ制覇に大きく貢献。翌14年も71試合に登板し、4勝3敗16ホールド、防御率2.86という好成績を残していた。

 田澤のマーリンズでの役割については「カイル・バラクロウ、デビッド・フェルプス、ニック・ウィットグレン、ブライアン・エリントンとともに、クローザーのA・J・ラモスの背後で信頼できる投手として中盤から終盤にかけて起用されると予想される」と分析している。

 14年ぶりの世界一を目指すマーリンズにおいて、田澤は守護神ラモスにつなぐセットアッパーとして、大きな役割を果すことになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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