SB千賀が4000万円増の6500万円でサイン 「責任感もってまた2桁勝利を」
球団とは約1時間半の交渉
今季はあと1勝のところで最高勝率を逃し、和田に同タイトルを譲る形になった。来季は最高勝率に限らずタイトルなら「何でもいい」と語る。
「ボクが取れなかったタイトル料で、和田さんにはスタッフをご飯に連れて行ってもらった。来季はボクがタイトルを取って、和田さんにおごってもらう(笑)」と千賀。
約1時間半にも及んだ球団との長い交渉の中で、ヤフオクドームの水風呂の温度調整について要望したという。熱い風呂との交代浴を毎日行う千賀にとっては、大事な問題のようだ。
「筑後は温度調整できるのにドームは普通の水道水であまり冷たくない」
しっかりとした体調管理で2年連続の2桁勝利、そして初タイトルへ。千賀のさらなる飛躍のためなら、冷たい水風呂は安い投資ではないだろうか。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura