最多勝右腕が初の大台、育成出身右腕は4000万円増…12月16日の主な更改
SB寺原は1300万円減、ロッテは3選手全員がアップ
今季16勝3敗で最多勝&最高勝率の2冠に輝いた野村祐輔投手が16日、マツダスタジアムで契約更改に臨み、5200万円増の1億円でサインした。先発ローテを1年間守り、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。自身初の大台到達となった。
また、ヤクルトの川端慎吾内野手は現状維持の1億6000万円で更改。負傷もあり、103試合出場で1本塁打、32打点に終わったが、打率3割(.302)は達成。来季は4年契約の2年目となる。23試合出場に終わった谷内亮太内野手は100万円増の年俸1100万円でサインした。
ソフトバンクの千賀滉大投手は4000万円アップの年俸6500万円で更改した。今季、初めて開幕ローテ入りし、25試合登板で12勝3敗、防御率2.61の好成績をマーク。育成出身投手の2桁勝利はパ・リーグ初、すべて先発での2桁勝利は球界初という快挙だった。
寺原隼人投手は1300万円減の年俸5200万円に。すべて中継ぎで14試合に登板し、2勝1敗、防御率4.05。21試合に登板(12先発)して8勝を挙げた昨年から成績を落とし、「自分でも働いていないと思うし、覚悟はしていた」と話した。
ロッテは3選手が契約更改。元「メロン記念日」の柴田あゆみと今年1月に結婚した南昌輝投手は約3倍となる2660万円増の4000万円でサインした。57試合に登板し、62回1/3を投げて58奪三振。5勝4敗16ホールド、防御率2.74と結果を残し「結婚したことで、一人で考えなくなって、ちょっと(心の)余裕ができて、オンとオフがしっかりできた」と振り返った。
貴重な左腕のセットアッパーとして今季53試合に登板した松永昂大投手は、1000万円アップの5700万円でサイン。3勝0敗10ホールド、防御率3.46という成績で、CS進出に貢献したパフォーマンスが評価された。
内竜也投手は2500万円から1000万円増の3500万円で更改。10年ぶりに開幕を1軍で迎え、自己最多となる34試合に登板。32回1/3を投げ、3勝1敗1セーブ19ホールド、防御率1.39の成績を残した。ただ、シーズン後半には肘の張りから2か月戦列を離れ、「1年間いないといけない」と話した。(金額は推定)
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count