もがく広島堂林の現在地 新井に頼み護摩行&肉体改造、覚醒の時は近い?
秋季キャンプで確かな手応え、出場機会得るため外野の守備にも挑戦
しかし翌年以降、105試合、93試合、33試合、そして今季の47試合と、期待の大きさに反比例するかのように出場機会が減少。長打力こそ誰もが認めるものを持っているが、それを生かせない。結果を求め試行錯誤するあまり、打撃フォームもコロコロ変わった。悪循環。完全に迷走状態に陥った。
だが、来季はひと味違う姿を見せてくれるかもしれない。
秋季キャンプでは確かな手応えをつかんだという。三塁には今季、ブレイクの兆しを見せた安部もいる。出場機会を得るために外野の守備にも挑戦している。
来年1月には新井に頼み込んで、護摩行に同行することも決まった。新井と同じジムでの肉体改造にも取り組んでいる。技術、肉体、精神―。全てを鍛え直す。必死になって、できることに取り組んでいる。
もう25歳だと思うのか、まだ25歳だとポジティブにとらえるか。覚醒の時は、そう遠くないはずだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count