ロッテ大谷が300万減の7700万円で更改、「打倒・大谷」意欲「倒していかないと」

負傷に泣いた31歳、「今まで以上にケアに力を入れたい」

 来季8年目を迎えるロッテの中継ぎエース大谷智久投手が19日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、300万円ダウンの7700万円(金額は推定)でサインした。

 昨年は自己最多の56試合に登板、リーグ2位の32ホールドを挙げたが、今季は32試合で1勝3敗、13ホールド、防御率も前年の2点台から3.45と成績を落とした。

「球団からは物足りないと言われたが、評価はしてもらったので、ダウンしたけど、すっきりした気持ちでサインしました。苦しくて、悔しいシーズンでしたね。来年はそこ(体のケア)を第一に、今まで以上にケアに力を入れたい」

 そう語った31歳。開幕直後の負傷に続き、8月2日の日本ハム戦では右膝内側側副靱帯を損傷。全治6週間の診断を受け、復帰したのは結局シーズン終了間際の9月26日だった。内、西野に続く故障で、ブルペン陣崩壊のきっかけを作ってしまった。それだけに、故障撲滅が大きな課題。ウエートなどコンディショニングでアドバイスをもらう知人がいるといい、詳細は明かさなかったが、器具を用いないトレーニング法を実践している。

 身体の使い方や、どの肌肉を動かすとケガの予防につながるかなど、「レベルアップすることの楽しさを感じている」と大谷。苗字が同じ日本ハムの二刀流右腕・大谷翔平に「凄いピッチャーで凄いバッターだが、チームが勝つためには倒していかないと」と対抗心を燃やしていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY