WBC侍J、日本一軍団・日ハムから最多5人選出 2度目の中田以外は初選出
投打で期待の大谷翔平「ずっとあの舞台に立ちたいと…」
日本野球機構(NPB)は20日、来年3月に開催される「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の一部メンバーを発表。10年ぶりに日本一に輝いた日本ハムから大谷翔平、宮西尚生、増井浩俊の3投手、大野奨太捕手、中田翔内野手の大量5選手が選ばれた。
一部メンバーの18人が前倒しで発表されたが、1球団から5人が選ばれたのは12球団最多。投打での活躍が期待される大谷は、日米野球2014、世界野球プレミア12、そして11月の侍ジャパン強化試合(メキシコ、オランダ戦)に続く代表選出だが、WBCは初選出となる。大谷は球団を通じ、「入団した2013年にWBC第3回大会が行われ、ずっとあの舞台に立ちたいと思っていました。世界のトッププレーヤーからたくさんのことを学び、やるからには世界一を目指したいと思います。皆さんの期待に応えられるように頑張ります」とコメントした。
中田翔内野手は、2013年の第3回大会に続き2大会連続の選出となった。11月の強化試合では全4試合で4番に入り、本番でも4番と期待されている。中田は「日の丸を背負って戦えるのはとても光栄なこと。やるからには世界一を目指します。応援してくださる皆さんの期待に応えられるよう必至に頑張ります」と意気込みを語った。
宮西、増井、大野は、いずれもWBC初選出。増井は世界野球プレミア12でも侍ジャパンに選ばれていたが、増井、大野はプロ初の国際大会での代表入りとなった。宮西は「率直にうれしく思います。4年に1度の大きな大会ですし、刺激になることは間違いないので、たくさんのことを吸収してきたいと思います」とコメント。増井は「侍ジャパンに選出していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今年の強化試合で経験したことをWBCでも発揮できるようにしっかり調整していきたい」と、大野は「心から光栄に思います。自分の持っている力を最大限に出せるよう、そして日本のために戦えるよう精進していきたいと思います」と、それぞれ意気込みを語った。
世界野球プレミア12、11月の強化試合で代表入りしていた中島卓也は、今回の一部メンバーでは発表されなかった。日本一軍団から6人目の侍の誕生となるか、注目が集まる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count