WBC出場の青木宣親、イチローのような役割は「『ウッ』となりますけど…」

ドミニカには「負けねーぞ」、「大谷とプレーできるのもすごく楽しみ」

 WBCの話は今季所属したマリナーズで出ることもあったという。前回覇者のドミニカ共和国のロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズという主砲コンビには、すでに“勝利宣言”している。「彼らも(WBCに)出ると言っていて、実際に戦うかもしれない。『負けねーぞ』とは言っておきましたけど」と笑みを浮かべた。

 今回、侍ジャパンでチームメートになるのは、一緒にプレーしたことがない選手ばかり。2年連続トリプルスリーを達成したヤクルトの後輩、山田哲人とも1年間しか重なっていない。「実際のプレーを見たことがない選手ばかりだけど、そういう選手とのプレーは嬉しく思う」と言う。

 特に、投打での活躍が期待される今季のパ・リーグMVP、大谷翔平(日本ハム)については「すごいことをやっている」と絶賛。「過去に前例がないような選手が出てきた。その大谷とプレーできるのもすごく楽しみ」として「(メジャーでの経験などについても)惜しみなく話すつもり。アメリカで5年やって、代表での経験もある。自分が代表で先輩に教えられたようなことを後輩に伝えられたら。少しでも日本の力になれるようにしたい」と力を込めた。

「何とかみんなと力を合わせて世界一を穫れるように頑張りたい。ほとんどの国のメンバーが(メジャーの)オールスター級。そういうメンバーの中で、日本が勝ち上がれるように。力を合わせれば必ず勝てる」

 青木は日頃から対戦しているメジャーリーガーの情報なども、チームに伝えていくつもりだという。2大会ぶりに侍ジャパンに加わるメジャーリーガーは、心強い存在となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY