イチロー、故郷で3000安打を報告 少年達に“金言”「限界より少し頑張って」
「僕もみんなと同じように野球少年だった」
さらに「日本のプロ野球で何年かやってアメリカに行って16年終わったんだけど、そういう目に見える結果を残したからそんなふうに言えるんじゃないかなと思っていると思うんですけど、それは全く違っていて、僕もみんなと同じように野球少年だった」と説明。「実際に、僕だってメジャーリーガーになれるとも、アメリカで3000本打てるなんてことも全く想像できなかった。今言ったように自分の中でちょっとだけ頑張った。それを重ねてきたことで、今現在(の自分)になれたという風に実感しているので、今日はこの言葉をみんなに伝えたいと思います」と“金言”を贈った。
同大会からは、中日・田島、DeNA・関根らプロ野球選手も“輩出”。この日は関根が来賓として閉会式に参加した。イチローの挨拶のあとには、関根も促されてマイクの前に立ち、「今、僕は横浜DeNAベイスターズで野球をやらせていただいています。そして、高卒で3年目が終わりました。中学から高校、小学校ももちろんなんですけど、ひたすら練習をし続けて、僕はプロ野球選手になりました。しかし、今、僕はプロで結果を残せていません。まだまだ僕の中では練習不足だと思い、これからも練習を続けていきます。練習をすること、考え続けること、これが僕が結果を残すために必要なことだと思うから、これからも練習を続けていきます」などと話した。
最後に「ぜひ自分の力を信じて、そして練習して立ち向かってください。これからみなさんが頑張るように、僕も必死に行きていきます」と締めくくると、イチローは思わず「なんで3年目の選手が僕よりあいさつがうまいのか良くわからないのですけど」と笑顔。「みんな今日のことをどうか、関根選手からの言葉も胸に刻んで立派な大人になってくれることを願っています。おめでとうございます」と再び少年たちに言葉をかけていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count