2018年にもロンドンでMLB開催? ヤンキースとRソックスの対戦に「現実味」
ボストン地元紙が報じる、両球団が「ロンドンでの夢の対決を強く要請」
2018年にもロンドンでメジャーリーグの開幕戦が開催される可能性が浮上している。すでに、メジャーリーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが実現に向けて前向きな発言を残し、英紙「ガーディアン」などがその可能性について報じていたが、メジャーで最も人気があり、ライバル関係にあるヤンキースとレッドソックスの2球団が、開催を「強く要請」していると地元紙「ボストン・ヘラルド」が報じた。
レッドソックスの本拠地ボストンの地元紙は「レッドソックスとヤンキースがロンドンでの夢の対決を強く要請」とのタイトルで特集記事を掲載。その中で「レッドソックスとヤンキースのライバル関係は来季で連続117年目になる。しかし、早ければ118年目となる2018年にもこの対戦は完全に異質なものとなるかもしれない」と言及している。
記事では、レッドソックスのヘンリー・オーナーとヤンキースのスタインブレナー・オーナーが、ロンドンでの対戦実現に向けて議論を重ねてきたことを紹介。新労使協定のもとで、両者の対戦が「現実味を帯びてきた」と伝えている。
特に、両球団の社長は熱意を示しているといいい、同紙の取材に対して、レッドソックスのケネディ球団社長は「とても素晴らしいものになるだろう。我々は本当にそうしたがっている」とコメント。また、ヤンキースのレバイン球団社長も「ヤンキースは先頭に立って野球の素晴らしい試合をロンドンにもたらそうと提案している」とメールで答えたという。
特集では、実現に向けて幾つかのハードルが存在することも指摘。ロンドンで開催する分の両球団の入場料収入の損失をどうするか、メジャーを代表する2球団が試合をした場合はその後にどのようにするべきか、などが課題となるとしている。
ただ、歴史的な一戦が近い将来に行われる可能性は、確実に高まっているようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count