ホークスV逸も高評価で1億5000万円到達 中村晃“リーグ屈指”の貢献度とは
四死球の合計はリーグトップ、パで“最も三振しにくい打者”
今季の四球数は99個。他球団からの徹底マークにあっていた柳田が100四球だったことを考えれば、この数がいかに凄いか、お分かり頂けると思う。これに加えて、死球が12ある。四死球数にすれば、柳田を上回る。
その一方で三振数はわずか53個。パ・リーグの規定打席到達者の中では楽天・藤田一也(44)、同・岡島豪郎(49)に次ぐ少なさで、同僚の内川聖一、オリックス・安達了一と同数である。
だが、三振1つを喫するまでの打席数を見ると、中村晃は11.5打席で1つの三振。内川が11.4打席、藤田が10.2打席、銀次は10.1打席、安達は9.2打席となる。こう見ると、中村晃はパ・リーグで最も三振しにくい打者であることが分かる。
追い込まれれば、ファールで粘り、四球につなげる。相手投手に球数を放らせることができることも、中村晃が高い評価を受けた要素の1つ。そして、三振を喫する可能性が少ないとなれば、チームとしても作戦面でのリスクは少なくなる。打率.287、7本塁打、50打点という、注目を浴びる数字からは見えないところに、中村晃のチームへの貢献度が隠されている。(※金額は推定)
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count